今日は「
施設事務員のお仕事」についてのお話。
施設の事務員になろうとしてる方は参考にして下さいね。
施設事務員の業務内容は非常に多岐にわたりますが、大きく分けると、
①
会計②
庶務③
建物・設備全般の管理の3つに分類されます。
分類ごとに説明するとこんな感じです。

ちなみにGMの施設の場合、業者さんから来た請求書の支払日や職員の給料の締め日が毎月30日ですので、月の中で忙しいのは介護保険請求がある「上旬」と「下旬」ということになります。
この他に、施設によっては食事介助の手伝いや送迎車両の運転、当直業務、掃除や洗濯の手伝いなんかもさせられたりします。
要するに「
何でも屋さん」です。
施設事務員に必要な資格というのは特にありませんが、とりあえず
パソコン操作の技能だけは絶対必要です。簿記の知識もあったら言うこと無し。
介護福祉士やヘルパーの資格なんかがあると更にベターですね。
自動車の運転免許については言うまでもありません。
ちなみに介護保険事務の資格で、「
ケアクラーク」や「
介護事務管理士」などの資格がありますが、新卒の人が求人応募する時にはあまり
役立たないかと思います。
そんなもん無くても介護保険の請求事務は出来ます。
介護保険事務は医療保険事務よりはるかに簡単ですからね。
どうせ資格を取るなら、「
衛生管理者」
(50人以上の労働者がいる事業所には配置義務がある)や「
ボイラー技師」
(施設には必ずボイラーがある)の資格でも持ってる方がマシだと思いますよ。
介護保険事務の資格は、既に働いている人が取るなら有効かと。
技能や経験の裏付けになりますからね。
・・・以上のような内容の業務をするんですが、
大抵の施設では
事務職専門の職員は1~2名くらいしか置いてないので結構大変なんですわ。これが。
以下は余談になりますが、なぜ事務員が少ないかと言うと、事務員には「
配置義務」が無いからです。
介護職員や
看護師の場合、
利用者数に対して何名配置するかは法律によって定められています。定められた人員を配置していない場合、
介護報酬が減額されちゃうんですよね。
だからある程度の人数が必要なんです。
これらの職種は逆説的に言えば「
いるだけでカネになる」職種です。
でも事務員に対しては特に配置義務はありません。
要するに、「カネにならない職種」な訳です。だからどの施設も事務員は最低限の人数しか置かないんですよね(どの業界でもそうかもしれませんが)。
さて、施設事務員の仕事について理解していただけたでしょうか?。
今回お話ししたのは、あくまで私の勤める施設や知っている施設での話ですのでご注意のほどを。
参考になれば幸いです。
全ての事務員に幸あれ。今日はこの辺で。
では・・・。