介護メインの福祉情報blog。たまに独り言。

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10/20の福祉・医療ニュースヘッドライン

昨日は第11回介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネの資格試験)でしたね。受験された方はお疲れ様でした。良い結果が出ていれば良いのですが。

↓ちなみに受験したGMの同僚の感想はこんな感じらしい↓


・・・次回がんばれよ。


【本日のヘッドラインニュース】

■14万3200人 7年ぶり減少ケアマネ試験申込者数 8割の自治体で前年度比減 資格の人気に陰り?(シルバー新報)

ありゃ。受験者減ってるんですね。個人的な感想としては人気の翳りというよりも定着して落ち着いた、という感の方が強いかな。


■認知症拠点まだ11カ所 目標150だが自治体財政難(asahi.com)

構想の段階から補助金が充分でないことは懸念されまくってたのですが。関係者から見れば想定の範囲内に過ぎない。「金はあまり出せないけど大事なことだからやってよ。高コストだけど。」って言われても無理に決まってます。


■介護保険料、自治体の6割「余剰」 利用見込み下回る(asahi.com)

「サービスの利用が自治体の見込み通り進んでいないためとみられ」・・・って、新聞記者なら何故そうなっているのかをもっと抉り出してくれよ。黒字って言うだけで終わられても困る。


■「患者たらい回し」抑制 厚労省、救急センター評価に新基準(日本経済新聞)

医師の確保対策の方が先だと思うが
これが悪い方策だとは言わないけどさ。たらい回ししてる病院だって、したくてしてる所ばかりじゃないと思うぞ。なんとか現状を改善したいのはわかるんだけど、何か根元の部分で間違えているような気が。


■転落事故:介護入浴中の96歳女性死亡 福岡の施設(毎日新聞)

お風呂での介助はくれぐれも慎重に。
そして、犠牲になった女性のご冥福を心よりお祈り申し上げます。


■くわえるだけで介護度改善=顔の筋トレ器具、脳血流増加-おむつ、薬が不要に(時事通信社)

み、見たい・・・。
実物を見たい・・・。
胡散臭そうなところがステキ


■「ステイン・アライブ」、ディスコ音楽が救命に一役=米研究(ロイター)

これなら心肺蘇生法が楽しく覚えられそう。
外国人らしい考えですね。これは良い発想。


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介護保険最新情報vol.45

■社会保障審議会介護給付費分科会の開催について(介護保険最新情報vol.45:三重県HPより)
厚生労働省(中央合同庁舎第五号館)


「介護保険最新情報」の最新版が三重県のホームページで公開中。この時期ではまだ大したことは決まっていないので、現在論議されている内容とその過程程度しかわかりませんが、どのような方向性で次年度の制度改定が進められているのかという事を知りたい方には参考になるのではないかと。

尚、この資料には下記のURLが紹介されているだけなので、手っ取り早く内容が見たい方はここちらへ→■第56回社会保障審議会介護給付費分科会資料(厚生労働省)


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10/17の福祉・医療ニュースヘッドライン

結婚する前に買うべきか、買わないべきか・・・。

TOSHIBA gigabeat Tシリーズ フラッシュメモリプレーヤー 4GB MET401S(W)
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某おもしろニュース系サイトで紹介されていたのだが、容量4GBで動画再生も可、薄さわずか9.9mmのスリムボディで画面も綺麗で見やすい2.4型QVGA TFTカラー液晶ディスプレイがついてお値段たったの
5,980円
うーん安い。1GBの「ipod shuffle」よりも安い。電池の持ちが少々悪いようだけどGMは一日中聞くような使い方はしないし、売り切れる前に買うべきなのだろうか・・・。自由にお金を使えるのも今だけだし・・・。でもお金無いし、絶対必要って訳でも無いしなぁ。誰かこれ買った人かMP3オーディオに詳しい人いたら「買い」な商品かどうか教えて下さい。本気で悩んでます・・・。


【本日のヘッドラインニュース】

■老健の役割が変わった(東京新聞)

老健での「看取り」、増えてるらしいからなぁ。


■医療改革、読売新聞社提言…医師を全国に計画配置(読売新聞)

医師の配置のために新しい役所を作るというのは個人的にはどうかと思うんだが。何にしても先立つものが無ければ画餅に終わるだけさ。あと、専門医の認定を厳しくする件については、専門医とそうでない医師との線引きをもっと明確にしてみたらどうだろう。診療報酬に反映されるような仕組みにすれば専門医も増えるかもしれんし、認定のハードルを高くする理由として医師も納得しやすくなるかもしれんと思うんだけどね。


■へき地や豪雪地に加算提案 介護報酬改定で厚労省(msn産経ニュース)

人件費の問題等があるから都市部だって大変な事には変わり無し。どちらにしても現行の介護報酬では僻地だろうが都市部だろうが施設経営は困難なまま。一般の人はあまり知らないかもしれんけど、本当にやばいんですよ?


■有料老人ホーム、過去最多に=2671施設-厚労省調査(時事通信社)

GMの住んでる地域でも気が付いたらあっちこっちに建ちまくりですよ。ついでに新聞折込みの求人広告も介護関係の募集で埋まりまくり。介護人材の争奪合戦にますます拍車が


■【ゆうゆうLife】介護 「介護と仕事」どちらかを選べない(上)
■【ゆうゆうLife】介護 「介護と仕事」どちらかを選べない(中)
■【ゆうゆうLife】介護 「介護と仕事」どちらかを選べない(下)

これは本当に悩んでる人多いと思う。
介護にはお金と時間の両方がかかるから働いてるとその両立は難しいんですよね。最近は共稼ぎの家庭が多いし。


■中国の高齢者人口、世界の5分の1に(中国情報局サーチナ)

世界の高齢者の5分の1が中国人。
・・・中国、大丈夫か?


■「福祉用具」JIS導入決まる 相次ぐ事故…今年度末にも登場へ(msn産経ニュース)

今までJIS規制が無かったのが不思議なくらいですよ。


■ニコチンは乳がんを進行させる ハーバード大研究(AFPBB NEWS)

女性の喫煙者の方は注意してね。
タバコはやめる方向で・・・ってGMが言っても説得力無いか。(←割とへヴィスモーカー)

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介護福祉用ロボットスーツ「HAL」 ただいまリース受付中!

■大和ハウス、ロボットスーツのリース開始 介護、福祉施設向け(msn産経ニュース)



10月10日から遂に介護・福祉施設へのリースが開始された装着型のロボットスーツ「HAL」。このブログを読んでくれている施設関係者の方の中に「うちでリースしてるよー」という方がおられたら是非とも感想をお寄せ頂きたいのですが、「どんな物かわからなくて迷ってる」という方のためにHALのリース概要を簡単にご紹介。ちなみに一般販売はしていません。

【リース条件】

・窓口:大和ハウス工業(株)
・対象:施設(個人不可)
・種類:単脚型と両脚型
・リース期間:5年間
・リース料金:単脚型が15万円/月、両脚型が22万円/月
・出荷までの期間:申し込みから約2ヶ月


【仕様】※両脚型の場合

重 量 約11kg(バッテリーを除く)
腰 幅 上 : 273mm~315mm
下 : 317mm~353mm
動作範囲 股関節 : 伸展20度、屈曲110度
膝関節 : 伸展10度、屈曲110度
電 源 リチウムポリマーバッテリー
稼働時間 約60分(標準動作時)
動作環境 周囲の温度5℃~35℃(推奨)
湿度75%以下(結露なきこと)


【サイズ】

Sサイズ 大腿長 : 350mm~395mm
下膝長 : 330mm~375mm
Mサイズ 大腿長 : 365mm~410mm
下膝長 : 345mm~390mm
Lサイズ 大腿長 : 395mm~440mm
下膝長 : 375mm~420mm


詳しくは産学共同のベンチャー企業「サイバーダイン社」か総代理店の大和ハウス工業(株)のホームページを御覧下さい。

リースできるのが施設のみ、というのはどうかと思うのですが、新開発の製品にはつき物の不具合なんかも色々出てくるんだろうし、今のところは仕方が無いのかもしれませんね。一般に普及するのは当分先のことになりそうです。

あと、気になるのがバッテリーの駆動時間。1時間はちょっと短すぎかな。メーカーのホームページではバッテリーは取替可能となってるけど、普及させたいならせめて倍の2時間くらいはもってもらわないと外出する時困りそうですね。改善してほしいところです。

全体的な印象としてはまだまだβ版という感じがしないでもないですが、介助なしで自律歩行可能というところにはやはり魅かれるものがあります。少し前にイスラエル企業が"身障者向けモビルスーツ"の開発に成功という記事をこのブログで紹介しましたが、世界的に介護支援用ロボットスーツの開発が進められている中で、とにもかくにもリース販売にまで漕ぎつけたという所は画期的だし評価できるのではないでしょうか。

特養事務員GMはHALの生みの親、筑波大学の山海嘉之教授を応援しています。


【関連情報】

■CYBERDYNE サイバーダイン社(開発元)
■大和ハウス工業株式会社「HAL」(リース元)

■イスラエル企業が"身障者向けモビルスーツ"の開発に成功

■医療・介護支援用ロボットスーツ『HAL』 今秋より遂にリース開始へ!(2008年7月2日記事)

■世界初!医療・介護支援用ロボットスーツ『HAL』の量産工場がついに着工へ(2008年4月17日記事)

■『介護ロボット』、2010年代初頭に実用化 トヨタ自動車(2007年12月7日記事)

■未来ロボットは352万人力…労働力不足8割強を肩代わり(2008年4月21日記事:「介護は人手じゃないとダメ」という意見への反論)


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「平成21年度介護報酬改定について」がWAM NETにて公開中  第55回社会保障審議会介護給付費分科会資料(平成20年10月3日開催分資料)

今日も遅めの夕食を食べつつテレビをボーっと見ていると、GMの好きなテレ東系のTV番組「ガイアの夜明け」の放送が始まった訳だが、「おー、今日は何の特集なのかねぇ。それにしても、このから揚げうめぇな。おかわりな。おかわり。などと言いつつ、チャーハンとサラダとから揚げと中華スープという黄金比的中華系夕食を胃袋にひたすら詰め込むという作業の方が今日も一日仕事で疲れて空腹だったGMにとっては重大かつ火急の用件であって、TVの方は見るとはなしに見ていただけだったのだが、「あれ?今日は介護の特集なの?」と気付いてからはTVに夢中。

「あー、やっぱり介護人材の不足の話が出ますかー」

とか、

「TVに出てる特養けっこう給料良いじゃん。うちの近所でそんな施設ねえよ。おお、インドネシア人も受け入れてるんか。そりゃTVにも映るわなー。しかし一日に礼拝が5回必要とか辛すぎだろ、常識的に考えて。」

などと言いながらTVをしばらく見ていたため、気が付いたらテーブルには冷めて味気の無くなったチャーハンと中華スープが半分くらい残ったままで寂しげに置かれていた。悲しいよね。

ああ、介護の仕事万歳。

さて、謎の近況報告も終わったところでようやく本題に。

表記のように平成21年度介護報酬改定に関する資料が、10月3日に開催された「第55回社会保障審議会介護給付費分科会」(長いなw)の資料中で公開されています。

■第55回社会保障審議会介護給付費分科会資料(平成20年10月3日開催)※個別ダウンロード用 (WAM NET)


まだまだ素案と言うか、そもそも何が具体的に決まっているという訳でもない「資料の前の資料」的な文書なのですが、いち早く来年度の介護報酬改定について知りたいという熱心な方や、「厚労省の出しているPDF文書を見ると居ても立ってもいられなくなるのよ。もうね、見たいのよ、見せて」という少々アレな方にとってはたまらない資料なのかもしれません(ちなみにGMはアレな方の人間だったりしますがw)

この会議の資料には幾つもの文書が一緒になってUPされていますが、平成21年度介護報酬改定において重視されている(らしい)内容を大雑把にまとめると以下の通り。

①介護従事者の人材確保対策
②医療と介護の連携
③認知症対策の推進
④平成18年度介護報酬改定の際に導入されたサービス(予防給付や地域密着型サービス)の検証
⑤サービスの質の確保と業務効率化の推進



大体こんな感じでしょうか。
色々と挙げられていますが、前々から言われてることばかりなので目新しいものは無いかな。予防給付や地域密着型のサービスについては検証をしっかり行って欲しいですね。他には日本医師会の方からも人員加算の創設やら、補足給付の見直しやらを提言されているようなので詳しくは資料を参照していただければ。

ちなみに介護報酬の引き上げについては、報酬上がると介護保険料も上がってしまう可能性が極めて高いので、こればっかりはGMも少々悩みどころだったり。とはいえ大抵の施設では、

『保険料上がるのは不本意だけど、人員やら体制をそれなりに整備している施設にはそれなりに報酬上げてやってくれよ。というか、適正な報酬にしろって。人手不足でこれだけの事やってんのは大変なんだからさー。つーか、人いない。いや、ホントにいないのよ、人が。ああ、あと、無駄に多い書類仕事とか何とか無くしてくれんもんかねー。な?頼むよ?本当に頼む。いやマジで。あー辛い。辛いよー、辛っ。』

という感じなんじゃないかなーとは思いますが。


あと、余談ですが⑤に「業務効率化の促進」という項目があるけど、これはこの前に別の資料でも出ていた「書類の簡素化」に関する事項も含まれている。それはそれで進めてもらえば良いのだけれど、どうせなら「厚労省あたりからよく来るアンケートの類も減らしてもらえんかなー」と思うんですよね。

実は今日、何気なく自分の机の書類立てを見てみたら"厚労省事業の何だかよくわからんアンケート"が突き刺したままになっていたんですよ。提出期限は9月末日。やばい、忘れてた。

「まぁ義務的なアンケートじゃないから良いよ」と事務長からお許しは出たが、何となく気になったので中身をペラペラめくってみたところ、これがGM的には大爆笑。いや、何が聞きたいのかさっぱりわからんのですよ(笑)。

 『利用者の患部の痛みの程度を判断するためにかけている時間は何時間何分何十秒か

とか聞かれても、その人によって違うとしか答えようが無いでしょうが(笑)。もうね、アホかと。

こういったものから減らしてもらえれば現場の負担も少しは減るのかもね。


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カメラとセンサーは何が違うの?という疑問についての補足説明(後編)

【前編】からの続きです。

グループホーム協会はプライバシー上、カメラは問答無用で×だけど、離床センサーや徘徊センサーの設置は最低限ならOKだと言う。では、その最低限の根拠はどこから来ているのか?

センサーとカメラは何が違うの?というタイトルを前回記事につけたのはそのためです。カメラとセンサー、画像と音との違いは無論あります。音より映像の方が必要以上の情報を得る可能性は大きいかもしれない。

しかし、それによって入居者さんの行動を管理するという面において、両者はプライバシーの取り扱い上、ほぼ同一線上の存在であるとは言えないでしょうか。

『カメラは生活の実際の様子を必要以上に覗き見るからダメなんだ』

という人もいるのでしょうが、例えば入居者の見守りが業務内容に含まれている施設職員であっても、必要以上にその人の生活を覗き見ることは許されないと思いますし、音の出るセンサーであっても置き場所などの使用法によってはそれは同じ。そこに違いは無いはずです

センサーは入居者が任意の場所から離れた場合のみ動作するからギリギリセーフだという人もいるのでしょうが、それなら、ある一定の状況下で、被写体が動いた時にだけ動作するようなカメラならOKなのか?という疑問も新たに浮上します。ケースバイケース、と一言で括れないものを感じるのです。センサーとカメラを区別する、その"概念的な違い"がどうしてもわからない。

「アホらしい。問題なのは道具じゃないんだよ、これは。大体、プライバシーの尺度は個人によっても異なるのだから、その人によって違うに決まってんだろ。馬鹿じゃねw」

という声が再び聞こえてきそうですが、ちょっと待って下さい。今回の見守りカメラは、個人が云々とか使い方がどうこう言う以前に、結果的に製品化そのものが中止となっているのです。

曲がりなりにも存在と使用を許容されているセンサーとは大違いです。使う前から否定されているのですから。カメラ=監視→即アウトとグループホーム協会からは瞬殺されています。カメラに対しては「プライバシー上」という漠然な理由で躊躇なく否定されている。間が無い。つまり、

カメラなら即座に否定という、その否定に至る過程がGMには不明確なままだと言っているのです。 

センサーの使用については、実際上、事故防止や見守りのための手段の一つとして許容されている。GMもセンサー利用そのものが良くないことだ、とは思ってません。それは元記事でも説明しています。ここまでは良い。

では、カメラはどうなのか?仮にセンサーと同じような最低限の使用しかしないとしても(どういう使い方かはわからんが、開発陣は当然そのような使用法を念頭に置いていたと思う)、やはり拒否されるのではないのか?ならば、カメラとセンサーについての、機器の存在としてのプライバシー上の取り扱いの差異は理論上、どう整合されているのか?整合されているなら、それはいかなる理由付けによるものなのか?どういう過程を辿って行き着いた答えなのか?最低限とは何を指しているのか?

ここら辺が他業種からの転職組であるGMにはわからないのですよ。別に今回のグループホームに関する事柄だけじゃなく、これまでの介護現場におけるプライバシー議論の変遷や、現在に至る状況が感覚的に掴めないでいるのです。「どうしても実際の現場の議論の内容や過去の経緯について疎いところがあります」と前回の記事で言い、「関係者の方から教えを乞いたい」と思ったのはこれが為です。

『グループホーム協会の中の1人が適当に発言しただけかもしれないし、製品化も開発元が勝手に中止しただけでしょ?そもそも理屈で介護する訳じゃないだろ。場合によるし、そんなことまで考えて介護してられるか。介護は現場でやってるんだよ。それが実際にどう関係があるっていうの?屁理屈いうのはまた今度なw』

とお思いの方もおられるでしょうが、これは福祉機器の開発会社などからしてみれば大い関係のある事だと思うのですよ。

開発元からしてみれば、グループホームで使ってもらおうと開発したシステムを、グループホームの全国組織である協会から否定された訳です。影響力は企業側から見ればかなり大きい。グループホームによっては「それでも便利だから買うよ」、という所もあるんでしょうが、今後のことを考えれば協会から睨まれてまで製品化しようとは思わんでしょうし、できないでしょう。

記事によると、カメラの開発には約1000万円の資金が注ぎ込まれているのだそうです。今回のケースでは国の補助金を受けているからまだ良いものの、これが民間会社が独自に開発したものだったら資金は持ち出しなんだから大損です(製品化しなければ開発コストは回収できない)。今後の福祉機器開発にも少なからず影響することは明白です。理屈を知ってて作ったのなら会社がただの間抜けだったことになるのでしょうが、もしもそこら辺が曖昧なままで反対されたのなら、会社側としてはたまったもんじゃありません。

ならば、やはりグループホーム協会の主張には、その裏付けとしての整然とした理論が必要とされるのではないのか?では、それはどのようなものなのか?というのが前回の記事でGMが言いたかった事なのです。

プライバシーの保護に関する概念自体の歴史は非常に新しい。日本では戦後以降での話です。なので、それほど多くの議論を経てきている訳ではありませんし、そもそもプライバシーというものの考えの性質上、「これは×、これは○」みたいに紋切り型に決められるような単純なシロモノではありません。答えは有って無いようなものなのだし、グループホーム協会に「キチンとした理屈を説明しろ」というのは酷なのかもしれない。しかし、今後のことを考えれば無視もできない問題なんじゃないかな、と思って今回改めて補足説明してまで記事にしてみました。

ちなみに個人的にはGMはカメラ使用には反対の立場です。自分が使われた場合のことを考えれば、カメラで覗き見られるのはやはり気持ちの悪いものがあります。

ただし、このブログで示したような理由を提示された上で「カメラ拒否の理由を明確にせよ」、と論戦を挑まれた場合、GMには"理路整然とした有効な反論の手立てが無い"と思ったのです。「気持ちわるいから」や「プライバシー上」というだけでは学生以下の議論にしかなりません。この件をブログのネタに挙げたのは、そのあたりの意見を他の人に尋ねたかったから、という理由もあるのです。

GMの話は以上で終わりです。
元記事前編とを含めて、長々とお読み下さった方々に心からの感謝を。

そして、宜しければどなたか、浅学なGMにご意見をお聞かせ願えないでしょうか。




【補足の補足】

今回の記事は、福祉機器におけるプライバシーの定義をどこに置いているのか、という疑問を、「新聞記事上でのグループホーム協会の主張」に絡めて論じています。新聞に載ったコメントには協会側の主張が割愛されている可能性もありますのでご注意下さい。

あと、元記事でセンサーが音で判断する機器だということをもって、盗聴がどうとか盗撮がどうとか言う喩えを使っているので念のために言っておきますが、ここでの話は法理論上のものではありませんよ

余談ながら言いますと、たしか日本の法律では、盗聴そのものを罰する規定は存在しなかったはずですし(第三者への漏洩や盗聴器を取り付ける際に住居に不法侵入した場合などに罰せられる)、盗撮や覗きについては軽犯罪法や、憲法13条を拠り所にした過去の判例(デモ隊への警官による写真撮影に関する事件等。私人間の問題ではない)が、わずかながらも存在している事は、詳しいとは言えないながらも一応は承知しています。

その点においては、画像を取り扱うカメラ側の方が不利なのかもしれませんが、ここではあくまで今回の新聞記事の件をクローズアップして、「実際の介護現場におけるプライバシー」の取り扱い上の問題に関する理解を深めようという主旨でお話をしています。

適切かどうかはちょっと微妙ですが、何卒ご了承のほどを。

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カメラとセンサーは何が違うの?という疑問についての補足説明(前編)

先日、
■「見守りカメラ」と「徘徊センサー」は何が違うの?という疑問(2008/9/23)
というGMのブログ記事を読んだ友人A君から、

「カメラや徘徊センサー・離床センサーというモノがどうこうじゃなくて、要は使い手の「使い方」というか意識の問題だろ?アホかおまえは」

という指摘を受けました。
他の方からも同様の指摘を受けたのですが、これはGMが少々説明不足だったようです。今回の記事で言いたかったのは、そこでは無いのです。で、誤解されてはいけないので、ちょっと前回の記事の主旨を補足説明しておきたいと思います。

Aくんの言うことは真に正しい。
徘徊センサーや離床センサーはただの「道具」に過ぎないのですから、要はそれを扱う人間次第だということですよね。仮に設置基準などで許されていたとしても、それが本人のプライバシーを束縛するような使い方をされていれば同じことです。それはわかってるんです。というか、それは大前提での話しなのです。

介護・医療関係の掲示板や本やサイトなどでも、そこまでは議論されています。が、私が今回提起したのはもっと根元の部分。プライバシーの理論上の捉え方の問題についての「根源的な考察」が疎かになっているのではないか、という観点での指摘なのです。

それにはまず、朝日新聞の9月21日記事(認知症グループホームに「見守り」カメラ 製品化中止)を読んでもらう必要があるのですが、概略は、

『石川県内の大学の研究者らでつくるグループが文部科学省の研究費で開発を進めていた「見守り支援システム」(見守りカメラ)に対し、グループホームの全国組織が「プライバシーの侵害」と反対。研究グループが製品化を中止した』

というものです。
こうして「見守りカメラ」は製品化中止に追い込まれた訳です。

で、以下がグループホーム協会側の主張に関する部分の記事になります。よく読んでみて下さい。

全国のグループホームの約4分の1が加盟するNPO法人・全国認知症グループホーム協会(東京都、木川田典彌代表理事)が「利用者からすれば監視以外の何ものでもない。徘徊による事故の防止には必要最低限のセンサーの設置で不十分か否かを議論する必要がある」と実用化に反対する立場を明確にした


この文は要するに、

「最低限のセンサー設置だけでは足りないから監視カメラを付けようってんだろ?まずはセンサーだけじゃダメなのか、話し合ってからにしてもらわんとねー。はははははは。だから中止ね、中止。」

という内容のものですよね?
つまり、裏返して言えば

「プライバシー上、監視カメラは×なのだけど、最低限ならセンサー設置はOK」と言っているのも同じなのです。というか、このコメントは明らかにセンサーの最低限の使用を前提に述べられています。引っかかったのはまさに「ここ」なんです。

ちょっと長くなりそうです。
この話、続きます
 
(後編を読む)

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10/3の福祉・医療ニュースヘッドライン

うどん
あー、香川でうどん食べたい
なんかね、無性にそんな気分なんですよ。しばらく食ってないから落ち着かないというか何と言うか。で、そう言えばブログも数日ばかり更新してないんだよなー、とか思ったら、無性に更新したくなってしまった。香川へはすぐには行けないので、代わりにブログを更新して自分を誤魔化す事にしよう・・・。

【本日のヘッドラインニュース】

■特養の収支、大幅悪化(読売新聞)
■介護保険の事業所、利益率最大14.4ポイント悪化(asahi.com)

やはり全体的に利益率が下がってるなぁ。
施設の収益が落ちている、という話は今年の6月記事でも触れたけど、ここ数年は介護報酬がマイナスされてたから、仮に次の介護報酬改定で(どんな形でかはわからんけど)増額されても、UPという感じじゃなくて元に戻った、としか感じないと思う。報酬が上がっても法人の財務状態が回復するまではなかなか職員の給料を増やせない施設も多いだろうな。


■ビデオ店火災犠牲?「介護」目指す男性、生活費節約で寝泊まり(読売新聞)

舛添、介護職の給料上げてやってくれ
まぁこの人は借金も抱えてたみたいだし、皆が皆、ビデオ店で寝泊りしなきゃならんほどの生活苦だとまでは言わんけどさ・・・って、いや、ここでこんな事を言うのは色々と不謹慎な行為かもしれないな。この場は素直にこの男性のご冥福をお祈りするとしよう・・・。


■後期高齢者医療制度、新たに200万人から保険料徴収 10月から(msn産経ニュース)

また、混乱に拍車が。


■【ゆうゆうLife】最期のときを家族と(msn産経ニュース)

家族に迷惑がかかるから病院で死ぬ、という人も結構多いけど、在宅で最期を看取る体制がより整えば意見も変わるかも。


■高齢者の目まい・ふらつき 内耳に入り込む“砂”が関与か(msn産経ニュース)

これは興味深い記事。
でも被験者の確認例が25%じゃまだまだ・・・という感じでしょうか。


■イタリア 月に1度 大空駆ける94歳(読売新聞)

「70歳になったから、80歳になったからと言って、好きでやっていることをやめる必要はない」、いう言葉にグッとくるものが。かっこいいね。将来はこういう爺ちゃんになりたいな。


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