介護メインの福祉情報blog。たまに独り言。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

後期高齢者医療制度のしくみ

GMも現在勉強中。

4月スタートの後期高齢者医療制度とは(msn産経ニュース2月24日)

健康保険証(政府管掌ver.)
健康保険証(政府管掌ver.)


巷で噂の後期高齢者医療制度に関する記事。
色んなところで散々取り上げられまくっている話であるにも関わらず、大抵の人には何のことだかわからないというふざけた制度です。4月スタートだと知らない人も多い。

法律自体は平成18年の夏に出来ているんですが、詳細が今ひとつわからない+制度の一時凍結問題なんかがあったため、混乱に拍車がかかった感がありますね。悪法だ、ということは国民の間でも浸透しているようですが。

ここで、この制度について簡単なおさらいを。

保険者:広域連合(都道府県)

被保険者75歳以上の高齢者全員(障害認定を受けた65歳以上の人)

資格取得日:誕生日当日(障害認定を受けた日)

加入単位個人ごとの加入(!)

保険料:加入者全員が等しく支払う「均等割」と、支払い能力に応じて負担する「所得割」で構成。保険料は市町村単位で異なる。

支払方法年金からの天引き(原則)

窓口負担:1割(所得の多い人は3割)


大まかに言うとこんな感じでしょうか。


世帯別ではなく個人加入の保険制度ですから、今までダンナさんの扶養で保険に入っていた奥さんにも保険料がかかるようになっちゃいます。今までより保険料が高くなってしまうケースがかなり増えそうですね。月額1万5千円(年額18万円)以上の年金をもらっている方は年金から天引きされます。(それ以外の方は普通徴収)

ちなみに国会で保険料の一時凍結がどうのこうのと言ってましたが、あれは今まで負担のなかった社会保険の被扶養者が対象で、4月から半年は保険料ゼロ、その後の半年は「所得割」の凍結+「均等割」を9割軽減して、2年目は「所得割」の凍結+「均等割」を5割軽減するというものです。凍結、ですから2年目以降は料金が上がります。最初の2年間で騙されないように。尚、国保の方は凍結の対象外となりますのでご注意のほどを。

ちなみに保険料を延滞すると、最終的には保険証を取り上げられてしまいます。ガッデム

さらに、この制度にはもう一つ重大な欠点があります。
これは他のサイトやブログでも取り上げられている事ですが、大切なことなので例を挙げてご説明しておきます。

【Q】国保に加入していた世帯主が後期高齢者医療制度に加入することになりました。世帯員には75歳未満の国保の加入者がいると仮定します。では、保険料の支払いはどうなるのか?


こういう例、少なくないと思います。
世帯員が何か別の保険に入ることが出来れば問題ありませんが、国保に入り続けた場合に問題が発生します。どうなるかと言うと・・・

【A】世帯主は「後期高齢者」分と「国保」の保険料を二重に支払わなければならない


これはキツイ

何故こうなるかというと、国保では、世帯主が他の医療保険の被保険者であって、その世帯内に国民健康保険の被保険者がいる場合は、「その世帯主を国民健康保険の被保険者である世帯主」とみなして保険料または保険税の納付義務者とする、という決まりがあるからなのです。

この世帯主のことを「擬制世帯主」、または「擬主」と言います。75歳以上の世帯主は、後期高齢者分も支払い、擬主で国保も支払うという形になります。実際に保険料を出すのは世帯員である場合もあるかもしれませんが、納税義務そのものは世帯主にあるのです。二重払いになるのはこういった理由があるからです。やれやれ。


とりあえず、初歩的な事と思われる内容のみをお伝えしましたので、詳しく知りたい方は厚労省の資料なんかを参照して下さい。少しわかりにくいですがQ&Aなんかも掲載されていますし、概要はパンフで確認しても良いでしょう。(でも、なぜかファイルが「Power Point」なんだよなぁ・・・)

資料を読んでいただければ納得してもらえるかもしれませんが、この制度、外国なら暴動が起きてもおかしくないレベルのイカれた制度です。日本人って本当に大人しいというか、理性的な国民だなぁと変に感心してみたり。

大体、「高齢者」というだけで別建ての保険をつくるという発想そのものがおかしいのです。保険料を凍結しろ、なんて生っちょろい事を言ってる人は甘いです。制度自体を凍結すべきです。この制度で一番割を食うのは我々若い世代でもある訳ですから。

第一、「前期」(65~74歳)、「後期」(75歳以上)と分ける高齢者の区分がよくわからん。たしか「前期」は医療保険上では70~74歳の事を言ってたと思うのだが。それ以前に、もともと日本の老人医療制度は70歳以上を対象にしてたはず・・・(ぶつぶつ)。


ああ、あと余談ですが、
「障害認定を受けた65歳以上の人」も後期高齢者医療制度に加入する、ということを上記でもちょろっと説明していますが、この人たちは手続きをすれば、後期高齢者医療制度から抜けることが可能です。市町村に障害認定の「撤回届」を出せばOK。

ただし、脱退したら保険料がどうなるのか、他の医療面での待遇がどうなるのかという事をキチンと調べた上で脱退するかどうかを決めないと痛い目に遭うかもしれませんが。

GMもこの辺がよくわからないんですよね。
勉強不足を痛感する日々が続く・・・。


【関連情報】
医療制度改革に関する情報-厚労省
(※基本的な資料やQ&Aはここで見ることが出来ます)

↓ブログランキング参加中。よろしければ投票をお願いいたします。
人気ブログランキング


コメント
ふざけた制度
もう2月の下旬ですが、未だに4月から始まるってことと制度の中身を知らない人が多いんじゃないでしょうか・・。私も今月知りました;
最近の制度・法改正は、施行してみて考える的なものが多く、混乱ばかりまねき、結果は悪い方へ向かってる気がします。4月以降の高齢者の方たち(もしくはその家族)の反応がどう出るのか。目に浮かびますが・・・。
でもいくら混乱しようが、保険料はきっちり取られるってところが気に食わないですね!さらに拒否すれば保険証を取り上げられるってのも!(天引きの人は拒否のしようもありませんが(__))
2008/02/25(月) 08:08 | URL | miyo #.//Hucbg[ 編集]
この制度、
対象となる人には通知が届いているのですが、うちの特養の入居者さんのご家族に「これって怪しい手紙?」とか聞かれた事が何度もあります(笑)。それぐらいご存知ない方が多いんですよね。

で、通知の内容には「保険料がいくらになるか」、なんてことはまだ載ってないもんですから余計に混乱されておられるようです。でもそのうち天引きされちゃう、と。4月以降は更に混乱するかもしれませんね。

もうちょっと皆がこの制度に反対してくれないかなー、とよく思います。特に全国の自治体にはもうちょっと反対の声を挙げて欲しい。

道路特定財源を守る時には団結してたクセに・・・。
2008/02/25(月) 21:50 | URL | GM #JalddpaA[ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
訪問者数
最近の記事
プロフィール

特養事務員GM

  • Author:特養事務員GM
  • このブログは更新終了しています。記事の内容には現状と異なる部分がありますのでご了承下さい。
ブログランキング参加中!

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ
高齢者福祉・介護ランキング

人気ブログランキングへ

ブログ内検索
RSSフィード
最近のコメント
カテゴリー
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。