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「介護ロボット不要論者の介護のプロ達」への反論-ある事務員の視点から(中編) 

【"前編"からの続きです】

例えば、(A)の

「ロボットに介護されるなんて気持ち悪い、ロボットでは人間のような温かみのある介護は出来ない」

という意見でよく批判の対象に晒されているのは、主に"この食事支援用ロボット"であることが多いのだが、たしかに見た目は違和感がある。それはGMも同意する。

人の手ではないものが人の手と同じような動きをするのだ。それはある意味当然な感情と言って良い。

では、福祉業界におけるロボット不要論者に聞きたい。
それなら義手についてはどう思っているんだ?

想像できないのならこの義手の画像を見ろ

これは最近研究が進んでいる最新の義手で、電気コードを直接神経に繋ぐことで触覚や温度までが得られ、実際に物をつかんだときの感覚や腕を振り回すといった感覚までもがリアルでフィードバックされてダイレクトに得られる、という"ロボット義手"だ。

まぁそれはここではあまり重要では無いのだが、仮に、パッと見には違和感がある義手という物を使って食事を摂る人がいたとしよう。あなた方はその姿を見てどう感じるのだろうか。

介護のプロとして、福祉に携わる者の考えとして、やはり「機械なんて気持ち悪い。やっぱり食事(食事介助)は人間の手でやらないとダメ。ロボットなんて要らないよねー。」と考えるのだろうか。

介護・福祉のプロなら一般人に比べて、麻痺などで腕が自分で使えない人に多く接しているはずだ。義手は見慣れているという人も中にはいるだろう。腕が自分で思うように動かない人々は、自分の手を使って物を触りたい温度を感じたい、という願望が非常に強いであろうことは容易に想像がつくはずだ。これらの義手の開発が不要だ、とはあなた方もおそらく考えまい。

ならば、批判の槍玉に晒されている食事支援用ロボットは、食事に特化したテーブル据え置き型の簡易型義手である、と捉える視点があなた方には何故存在しないのだろうか。あるいは介護用スプーンが電動化したものと言った方がしっくり来るかもしれない。

あなた方から見れば不自然な見た目や動きのこの食事支援用ロボットは、ある種の要介護者にとっては「介護者に気兼ねすることなく、自分の意思で食べたい物を食べることができる」という、魅惑的な義手代わりのツールと映っているかもしれないではないか。

実際に使うという段になれば、見た目や動作のぎこちなさは改良の余地が多々あるとは思うが、「機械の手で食事をするという違和感」のみの根拠でロボットがダメだ、という論理を振りかざすことは、極論してしまえば、義手を使用している全ての人々を否定することにも繋がるとは言えないだろうか。

ならば、あなた方の意見は、障害に無知な一般人ならともかく、福祉の専門家の意見としてはあまりにも不適切で、不見識で、無思慮な意見だ。

いささか極論を通り越して暴論に映るかもしれない感想だ思うが、それほど的を外した意見でも無いとGMは考えているのだが、どうだ。



・・・今回で終わるつもりだったのだが、またもや長くなり過ぎた。続きは次回の後編で述べることとします。ということで、
後編に続く。
(これ、見てる人いるのかなぁ・・・)

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