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2万6千人分の介護分野の職業訓練を国の予算でまかなう方針 ・・・いやいや、ちょっと待て

■2万6000人分の介護職の訓練、費用を国が負担へ(asahi.com)

この前の記事の中で、「失業者を人手不足の介護業界に誘導する」という件については、考え方として間違ってる訳じゃないんだけど、個人的にはちょっと微妙、とGMは述べておりました。

話すと長くなりそうだったので、その時は多くを語りませんでしたが、国も東京都と同じような施策をとるようなので簡単にGMの考えを述べておきますと、

第一に、介護業界に人が定着しない根本的な原因

賃金が見合っていないから

ですよね?

他にも色々と原因はあるのでしょうが、これが一番のネックであるはずです。GMが疑問だったのはまさにこの点で、まず解決すべきは介護職の低賃金・低待遇の改善であるべきなんです。退職理由のNo.1さえクリアできれば少なくとも今よりはかなりマシになるはずです。これを前提にして話を進めます。

失業者を介護職へ誘導することは"失業者対策"としてはアリだと思います。ネット上の識者たちも「すそ野が広がるから良いじゃないか」という方が多いようですし、確かに中には介護への適正がある人もいるでしょうから、GMも完全にはそれを否定はしません。しかし、これは介護側の人間が軽々しく賛同すべき問題では無いんじゃないですかね

GMとしてはこういった発言を平然とおこなう介護関係者は少々思慮が浅いのではないかと感じる。

今回の案は、国としては「とりあえずでも良いから失業者の職(収入)を確保したい」という主旨のものなんでしょうから失業者対策という面から見れば悪くはない策なのかもしれませんが、失業者自身の思惑と、介護業界全体の未来を考えた場合、この策はどうなんだろうとGMは思うのですよ。

もともとの給料がダントツに安い上に、一生懸命働いても給与は上がらず、待遇も改善されない。この仕事を好きで選んだ人間でも、そんな報われない環境では高いモチベーションを維持して職場に定着することは出来ない。数字がそれを証明しています。彼ら失業者たちに提供されるのはそういう職場なのですよ?

国としてはとにかく一時しのぎにはなるから良いと思ってるのかもしれませんが、失業者が求めているのは「安定した職場」と「生活するに足る給与」ではないのですか?

そして、残念ながら介護の現場は、その双方ともに条件を満たしていないのです

つまり、失業者の側から見れば介護の職場は自身の要望と見合っていないことになる。

そして、介護側のGMの目からは今回の施策は、介護報酬のアップと介護職の待遇改善がが画餅に終わったことへ反発するマスコミと介護関係者へのフォローというか、政府の一種のパフォーマンス政策のようにすら映っているのですよ。少なくとも、どちらの問題も本気で取り組んでいるのか疑わしい。ただの場当たり的な政策に過ぎないのではないでしょうか。


結論としてGMが言いたい事は、要するに、国が本当に失業者に介護の仕事をさせたいというなら、そして介護職を本当に現場に定着させたいというのなら、

まずは現場の待遇改善が先だろ?話はそれからだ


という事なのですよ。
それ無しで失業者を介護の現場に放り込んだところで長続きする訳ないじゃないか。現職の人間だって退職者が後を絶たないんだから。

ちなみに、実は介護保険施設に従事する介護労働者は年々増加していたりするので、それをもって今回の失業者対策を批判している人もいるのですが、それは少々お門違いではないかと。数がいりゃ良いっていう問題ではありませんから。一応、付け足しで言っておきます。

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