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新型老健は退院患者の受け皿としては「不適」 

■新型老健、過半数が「不適」(asahi.com)

朝日新聞の地方記事。
まぁ、昨日のヘッドラインニュースで紹介した内容とも少し被りますが、国が進めている療養病床の受け皿としての新型老健(介護療養型老人保健施設)というカタチにはやはり少々無理があると感じますね。

では、以下にGMの所感などを...

まず医療財政の圧縮ありき

という感じになリ過ぎている。療養病床を望む全ての患者を受け入れることはできないだろうが、その理由をメインに国が療養病床の患者を新型老健に移行させようとしたところで、患者側がそれを望んでいない以上、移行が進まないのは当然と言える。

あまりにも患者ニーズと現場の実情からかけ離れた政策に、納得して応じる患者がどれほどいると言うのか。新たな介護難民を増やすだけのことではないか。

国は新型老健の設置がまだ進んでおらず、新型老健の絶対数が少ないことを移行が進まない理由に挙げるかもしれないが、新型老健は既存の療養病床からわざわざベッド数を減らしてまで乗り換えて行おうと思えるほど病院経営上の魅力があるものではない。

国がいくら大声で新型老健への転換を病院側に働きかけようとも、そもそも病院と患者、双方のニーズにマッチした存在ではないのだ。なぜ新型老健の設置と移行が進んでいないのか真剣に議論し、もう一度いまの施策を再考すべきではないのか。

新型老健に限らず、国は病院にいる慢性期の患者を特養に移したり、自宅へ戻すことで在宅サービス中心の医療・介護体制へシフトしていこうと考えているようだが、慢性期とはいえ日常的な医療処置が必要であることには変わりなく、特養などの介護施設では医師が常駐していない場合が大多数である上に看護師は絶対数が少ないため、介護職ではなく医療職でなくては行えない医療的な処置を充分には受けられないというのが実情ではないか。

第一、特養の待機人数は膨大な数にのぼっているのは周知の事実であり、「病院から移ろうにも移れない」という介護難民が既に大量に出ている。どうしようもないではないか。

かと言って、自宅へ戻ったところで訪問看護はまだまだ充分ではなく、訪問介護は同居家族などがいる場合には利用そのものが出来ないことも多いため、在宅系サービスが充分に活用できるような環境ですら無いではないか


病院からは追い出すでも新型老健は整備が進んでいない特養などでは受け入れ自体が難しいケースが多い上に満床在宅サービスは満足に機能しない


・・・いったい、どうしろと言うんだ?


この国が目指す高齢者医療・介護のカタチとは一体どんなものなんだろうか。

この手の話を聞くたびに、いつも考えてしまう。

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