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特養介護職への医療行為解禁なるか? -「第1回特別養護老人ホームにおける看護職員と介護職員の連携によるケアの在り方に関する検討会」資料が公開中

■第1回特別養護老人ホームにおける看護職員と介護職員の連携によるケアの在り方に関する検討会資料(平成21年2月12日開催:WAMNET)
厚生労働省(中央合同庁舎第五号館)


昨日のヘッドラインニュースでも少し紹介しましたが、厚労省は現在、増大する特養ホーム入居者の医療ニーズに対応する方策を検討するための検討会を発足しています。平たく言えば、介護職の医療行為解禁を検討する会のことです。

今回の資料は、その検討会が昨年の9月~10月にかけて行った実態調査の結果報告となります。その名もズバリ「特別養護老人ホームにおける医療的ケアに関する実態調査」

調査結果は以下の通り。

(1)実施頻度の高い医療的ケアは、「服薬管理(麻薬の管理を除く)」74.6%、「経鼻経菅栄養及び胃ろうによる栄養管理」9.9%、「吸引」5.3%、「創傷処置」4.6%、「浣腸」3.7%、「摘便」3.7%となっている(複数回答)。

(2)処置の実施頻度の高い処置の中で、夜間(22:00~5:59)に実施される人数が多い処置は、服薬管理(麻薬の管理を除く)、胃ろうによる栄養管理、吸引(咽頭手前までの口腔内)・(鼻腔)・(咽頭より奥又は気管切開)である。

(3)吸引について
・吸引が必要な入所者のうち、「咽頭手前までの口腔内」の実施人数の割合は、87.0%、「鼻腔」は51.8%、「咽頭より奥・気管切開」は31.1%である。

・実施時間は、6時~8時、11時~12時、16時~18時と食事前の時間で増加傾向にあり、22:00~5:59においては、全回数の2割が実施されている。

(4)経管栄養について
・胃ろうによる栄養管理・経鼻経菅栄養の実施回数は3回/日が最も多い(95%)。
・実施時問では、9:00~16:59の日勤帯で70%以上実施され 、20:00~5二59の時間帯では10%以下で実施頻度が低い。


全14ページの資料なので一度ザッとでも良いから目を通していただければと思うのですが、この調査内容、ちょっと実態と異なるんじゃないかな、というのが正直な感想です。

この資料だけ読むと、「医療的な処置はほとんど看護職員だけでやっている施設ばかり」のようにも読み取れるんですが、確かに大部分は看護師が行っているとは思うものの、特に夜間などの看護師不在の時間帯については痰吸引などの医療行為を行うために実際はもっと多くの部分で介護職員が関わっているのではないかという疑念が捨て切れません。

夜間の看護師体制のほとんどが夜勤ではなく、75.9%の施設でオンコール対応となっている(資料3ページ)という点から考えてもそう感じてしまいます。行政の行う調査に対して施設が本音を吐露し辛かったという側面があったのではないでしょうか(あくまで個人的な見解ではありますが)

今回議題に挙がっているのは特養での介護職員による医療行為の可否についてのみですが、介護職員の医療行為については特養だけでなく、介護サービス全体にとっての長年の課題とされてきただけに、最近の厚労省による一連の動きには目が離せません。

舛添大臣は介護職の医療行為解禁を推進する考えのようですが、慎重論も各所に根強く(今回の検討会が医療行為解禁ではなく、介護職と看護職の連携という形になったのもその影響らしいが・・・)、また医療行為を可能にした場合の介護職員への研修体制をどのように構築するかという問題も無視できません。

今後の動向に引き続き注目していきたいと思います。

【関連情報】
[解説]特養の医療行為(読売新聞)

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