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【速報】 特養介護職の医療行為 一部解禁へ! 厚労省が方針固める(中)

"前編"からの続きです)

先ほど示した今年2月の会議資料に掲載されている厚労省のデータによると、特養の夜間の看護職員の配置状況は次のようになっています。

★夜間の看護体制(3,327施設中)

・必ず夜勤の看護職員がいる…55施設(1.7%
・必ず宿直の看護職員がいる…19施設(0.6%
・看護職員がいる時間といない時間がある…187施設(5.6%)
・状態に応じて勤務することがある・・・359施設(10.8%)
・オンコールで対応する・・2,525施設(75.9%)
・特に対応していない・・・127施設(3.8%)
・その他・・・55施設(1.7%)


見ての通り、夜間も看護師が常時対応できる特養は、全体の2.3%に過ぎません。

夜間に入居者さんの身に何かあっても、自宅に戻っている看護師を連れ戻すか、救急車で病院に搬送するしか手が無いのです。

たとえば、よく問題にされるケースで、「のどに詰まった痰(たん)の吸引」という問題があります。

在宅の場合だと、家族はもちろん、一部の場合に限ってヘルパーにも痰の吸引が認められているのですが「在宅におけるALS以外の療養患者・障害者に対するたんの吸引の取扱いについて」を参照、特養などの施設の介護職員が、「業務」として行うことは許されていません。

痰が詰って呼吸困難に見舞われるケース、というのは特養の入居者さんには非常に多いのですが、仮に特養で、夜間に入居者さんの痰が詰まって窒息しそうになったところで、現状では介護職員には為す術がありません。そのはずです。

ところが、

同資料によると、特養内でおこなわれる「痰の吸引」の回数の内、全回数の2割は、看護職員がいないはずの午後10時~午前5時台に行われている、という結果が出ているのです。

つまり特養の介護職員たちは、目の前で苦しんでいる入居者さんを放ってもおけず、それが法に反する行為であることを知りながら処置を行っていることになります。

これは介護職員たちにとっては、あまりに酷です。

入居者さんの苦しみを解放したい、という善意の行動なのにも関わらず、法に反しているという背徳感と、技術不足による事故を心配しながら処置をおこなわなければならないという不安感が、夜間は常に付きまとう事になるからです。

せめて痰の吸引方法の訓練や研修だけでも受けることが出来れば、少なくとも技術不足の面だけはかなり改善されると思うのですが、それも思うようには行かない。

なぜなら、医師会や看護協会などの反対派は「医療の知識や経験が不足している介護職員が、痰の吸引を行うことは危険である」」という理由で、基本的に介護職員への医療行為の解禁を認めようとしないからです。

今の現状で介護職による医療行為が行われなければ、待っているのは最悪の事態かもしれないというのに。

(後編を読む→)

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